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シニアツアー

【アルファクラブCUP・1R】エージシュートに1打及ばずも「楽しみは後にとっておく」

2017年09月23日

 室田淳(62)がホールアウトして、ため息を一つ。「あと一歩…。プレッシャー、かかってるんだよなあ」。初めて訪れたエージシュート達成のチャンス。13番で7つ目のバーディーを奪って「あと3つ取れば、と思ってね」と、大魚を逃した気持ちを吐き出した。

 1番パー5で第2打をグリーン手前に運び、1メートル強に寄せてバーディー発進から始まった。この日は前日からの雨の影響で、フェアウエーではボールを拭いてプレースできるプリファードライが適用された。「ドライバーがフェアウエーに行ったので、いいライに置けたからね」と前半で5バーディー。11番もとって、いよいよエージシュートに手が届くところに来て「おれ、プレッシャーに弱いからなあ」と思ったそうだ。

15番で取り、17番パー5では第3打残り73ヤードをOKにつけてあと1つ。フェアウエーに運んだ18番で「7番アイアンか、8番かで迷った。届くクラブと思って7番にしたんだけど、選択ミスだった」と振り返る。オンしたものの右上10メートル近いバーディーパットを残した。入ればエージシュートのパットは左に外れて、惜しくも達成できなかった。

「まあ、こういう日もあるのよ。楽しみは後にとっといた方がいいね」といいながらも、悔しそうな表情は変わらない。「ゴルフも悪いし、腰(の具合)もピークに来ている」と話した。

そんな中でも2連覇に向けて首位に立った。最終日に話が及ぶと「うん、いい夢を見ましょう」。エージシュートの夢は果たせなかったが、こちらの夢は正夢にしたい。