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シニアツアー

【アルファクラブCUP】娘の初優勝にありがとうといい続けて3日間そろそろ自分も

2017年09月22日

「アルファクラブCUPシニアオープン」が23、24日に栃木・矢板CCで行われる。前日の22日は、プロアマが行われた。

 川岸良兼(50)は、次女・史果が先週の女子ツアー「マンシングウエアレディース」でプロ初優勝を飾った直後の試合になる。「終わってから3日間、おめでとうございますに、ありがとうございますとい言い過ぎて、腰が痛くなってしまった」と、うれしい悲鳴。「ホント、ありがたいことです。ただ、週が変わったので、そろそろ自分も」という。

 娘との会話は短かったという。「シニアオープンが月曜までになったので、帰った夜に娘と顔を合わせて『おめでとう』って言ったんですけど『ありがとう』って、それだけ。火曜日に娘は試合に行っちゃったし、唯一の会話」と、笑った。

 親父、避けられてる?「娘は突っ張っていますけど、オレのいいところは認めている。って、嫁(麻子夫人)が言ってました(笑い)。まあ、オレの言うことを聞き耳立てて聞いているみたいですけど」と、威厳は失っていないらしい。

 ただ、シニアデビューとなった今季開幕に当たって、娘とは「どっちが先に初優勝するか」で競争してきた。娘も初優勝まで惜しいところで逃すシーンが多かったが、本人も今一つ爆発できていない。「賭けは負けました」と頭を下げた。

 娘の優勝直後の試合だけに「川岸家」のいい流れを止めたくない。不安はドライバー。「なんか、急に球に曲がりだして。マークセンが悪い。シニアオープンで2日間(初日、2日目)回ったけど、朝イチのドライバーはおれの方が飛んでたんでよしよしと思ったけど、あいつはフェアウエーを外したのが1回だけ。ボロ負けでしたよ。オレと同じ飛距離でフェアウエーに行けば、あのスコア(63)になりますよ」と完敗が気になっているようだ。

 そのマークセンはレギュラーツアーに出場して、今週は不在。「先週聞いたらダイヤモンドカップに行くっていうから、行けよって言いました。先週は運が全部マークセンに行ったけど、今週は…『おめでたい週』から『早くおれが何とかせんといかん週』にしたい」。娘とマークセンに負けた先週から、自分の週にしたい。

(オフィシャルライター・赤坂厚)