第1ラウンド、第2ラウンドと続けて9バーディーノーボギー、126ストローク18アンダーというビックスコアで単独首位のプラヤド・マークセン(51)。本人も「2日連続は初めてのことで、嬉しいです」と今日のラウンドを振り返った。
午前組で2組目という早い時間でのスタートだった。天気も穏やかで、コースコンディションは文句なし。スタート10番ホールから、3連続バーディー奪取し、フロントナインでは合計6つのバーディーを重ねた。バックナインに入り、1番パー5ホールでは2オン2パットでバーディー。その後の2番ホールから7番ホールまで、全てバーディーチャンスにつけながらも、スコアは重ねられなかった。しかし、マークセンは穏やかな気持ちで、チャンスを伺った。
8番パー5ホールは、2オンこそ逃したものの、アプローチを50センチに寄せて、楽々バーディー。最終ホールは、3メートルのパットを沈めて、同伴競技者の川岸、鈴木の2人に「参りました!」と言わしめたのだった。
「プロアマのときは15アンダーくらいまでいけば優勝できると思っていました。個人的には、毎日5~6アンダーを目標にプレーしています。今日は状態もよかったので、9アンダーで回れたら良いなとは思っていました」と、マークセンは目標スコアを掲げていた。
シニアオープン連覇の掛かる残りの36ホールに向けては「他の選手のスコアは気にせず、普段通りプレーしたい」と落ち着いた様子だった。満点プレーのマークセンは、この日も過剰に練習することもせず、自分のペースをしっかり守り抜いているようだ。タイから応援に駆けつけている息子も、「今日は父のゴルフは完ぺきでした。僕も、もっと練習を重ねて、父のように大きく活躍できるプロゴルファーになりたい」と、目を輝かせていた。
マークセンが予選ラウンドの36ホールで達成した18アンダーは、日本シニアオープンでは、1995年青木功が達成している12アンダーという記録を更新した。PGAシニアツアーでは、2005年アルデプロカップ清里シニアオープンで優勝した三好隆が持つ17アンダーという記録を更新する快挙となった。