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シニアツアー

【日本シニアオープン・2R】このままじゃ終われない!65をマークした鈴木が3位タイ

2017年09月15日

鈴木亨(51)の第2ラウンドは、スタート10番ホールから、同組のプラヤド・マークセンとバーディー合戦を展開した。鈴木は、マークセンと同じく、フロントナインでは6つ、バックナインの最終ホールまでは2つバーディーを獲った。迎えた最終(9番)ホールは、マークセンは3メートルのバーディーパットを沈め63をマークしたのに対し、鈴木は3オン2パットでボギー。マークセンに必死についていったが、最後の最後でバーディーを取り逃がした。鈴木は、8バーディー1ボギーの65ストローク7アンダー、通算9アンダーで22位タイから3位タイに浮上し、決勝ラウンドは最終組でプレーする。

「マークセンには40ヤードは置いていかれる。大人と子供です。あれじゃ、レギュラーツアーでも十分でしょ。それで曲がらないしね。今日は風が弱かったし、プレーはやりやすかった。しかし、マークセンは完全に自分のゴルフをしていたでしょ(笑)。こっちは良兼とバタバタしていました」

 鈴木は、マークセンの流れについていった。スタートホールからしっかりと3連続バーディーを決めた。前半の流れはスムーズだったが、後半からティーショットがちょっと右に行き出して、スコアメイクができずに、もどかしい展開が続いた。今年は特に天候不順でグリーンが遅いことが多かったが、このコースは2日目にして、ようやくタッチが合ってきた。思っているほど悪くはない。すべての流れをこっちに持ってこないと、打倒マークセンは難しい。

「もともと気持ちでゴルフをやるタイプ。気持ちをマークセンしか見ていないような状態に持っていかないとまともに戦えない」と、話した鈴木は、昨年の日本シニアオープン最終日の戦いを思い出していた。鈴木とマークセンは、別次元で最高の戦いを展開し、1打1打を最後まで勝負に挑んでいた。

 明日の決勝ラウンド初日も、鈴木はマークセンと同組で最終組。キャディーを務める息子のサポートも受けながら、あとは全力で自分のゴルフをするだけだ。