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シニアツアー

【日本シニアオープン・1R】新たなトレーニングを見つけて、優勝争いに加わりたい尾崎は2位発進

2017年09月14日

先週日本で開催された米PGAツアーチャンピオンズ「JAL選手権」に出場した尾崎直道(61)は、最下位から数えたほうが早いという最悪の順位だった。その名誉挽回とばかり、今日のゴルフは久しぶりに絶好調のゴルフを展開して、7バーディーノーボギーの65をマーク、通算7アンダーで2位タイに飛び出した。

「先週はほんと長かった。初日からギブアップだったよ。なぜか打ち上げばっかりでグリーン面が見えないし、パープレー前後がやっと。だから、今週はやりやすい。フェアウェイは広いし、グリーンも止まる。距離もちょうどいい。アイアンショットでバーディーチャンスにつけられるからね」と、尾崎は振り返った。

ここ数試合、尾崎は腰痛が辛い。今週はプロアマに出ただけで、練習ラウンドはせずに腰の治療に行っていた。練習も思うように出来ないもどかしい中で、もうひとつショックな出来事があったのだ。ずっと腰のために行っていたトレーニング方法が全否定されたのだ。「ジョーバを3,4年続けて、それもテレビを見ながら1時間くらいいつもやっていたんだけど、トレーナーから『それは腰に負担をかけるだけ。やっちゃダメでしょ』といわれてね。ショックだよ」と、がっくり肩を落とした。その代わりの新トレーニングが待っていると思うと、尾崎は意欲も満々だ。

「今週はリーダーズボードを見ないでプレーするかな(笑)。55歳を過ぎたあたりから、優勝を意識すると体が動かないんだよ。今は円熟ゴルフ。技で見せられるプレーをするよ。このタイトルは欲しいからね」

 カルチャーショックを受けた尾崎は、公式戦タイトルが欲しいという気持ちを忘れず、初日のリズムを保って、最終日まで優勝争いに加わりたい。