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シニアツアー

【日本シニアオープン・1R】海老原がシニアツアー2戦連続でエージシュートを達成!

2017年09月14日

海老原清治(68)が、68ストロークで回り、エージシュートを達成した。第9戦コマツオープンの最終日に66ストロークをマークし、シニアツアー初のエージシュートを達成したばかりだった。海老原は4アンダー6位タイと、初日好スタートを切った。

「いやー、まさかシニアオープンでエージシュートが出るとは思わなかったよ。だって、中嶋プロと湯原プロと同じペアリングになることだって、不思議だったんだから(笑)。スタートホール(10番ホール)では、バーディー発進ができたから、これで2人と一緒に回っても大丈夫だと思ったくらいだから、ほんとうに不思議なことです」と、心境を話した。

 残り4ホールで、海老原はエージシュートを意識しだしたという。(バックナインの)6番ホールでは5メートル、7番ホールは7メートルのパーパットが決まり、残り2ホールどちらかでバーディーがとれればというところまで行った。しかし8番ホールでは、意識しすぎたのか2メートルのパーパットを外してしまった。迎えた最終9番ホール。セカンド地点で、「エージシュートを狙うなら、ボギーでもいい」と、決心した。残り145ヤードを8番アイアンで思い切り右から攻めた。ボールはグリーンを捉え、ピンまで1.5メートルの距離につけた。海老原は目標としていたバーディーパットを決めたのだった。

 シニアツアー2戦連続、そして2ラウンド連続で決めたエージシュート。海老原は「常々思っているのは、プロゴルファーのエージシュートはアンダーパーでじゃないといけない。プロゴルファーは魅せるものだから」と、この喜びをじっと噛み締めていた。

「一緒に回った中嶋常幸の前で達成できたのは嬉しいよ(笑)」と、先輩プロとして示しも忘れなかった。

 海老原の所属する我孫子ゴルフ倶楽部では、2週間後に日本女子オープンゴルフ選手権が開かれる。そのため、ヘッドプロである海老原は、ハウスキャディーをつれて、長いパターを練習し、難しいグリーンを一緒に研修しているという。その研修の成果がでたのかもしれない。68歳の海老原は、後輩に遠慮することなく、あと3日間のびのびと戦う。