先々週のファンケルクラシックでは5人によるプレーオフに敗れて2位タイ、先週の広島シニアでは大会2日間60台のスコアをマークし、通算7アンダー・4位タイとベスト5入りを続けているのが金鍾徳(56)。その好調さは今週も継続しているようで、この日は1番パー5ホールのバーディ発進でエンジンがかかり、強風の中でもショットメーカーらしく果敢に攻めるゴルフを精力的に展開。5バーディ1ボギーの68をマークし、通算6アンダーの2位タイで最終日最終組に入った。
「調子はいいよ。ショットも悪くないし、パッティングも決めたいところで入ってくれたから気分もいいよ(笑)。風も僕には味方してくれたね。このくらいの風なら大丈夫、大丈夫。今はショットが切れているから、明日の最終日はもう少し頑張ってみますよ」
あと少し、もう少し--優勝に手が届く位置に着けられた。金は微塵の疲れも首位と3打差も感じさせない勝負に挑むオーラを漂わせていた。