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シニアツアー

【コマツオープン2017・1R】大会V2を狙う!JAL選手権への出場をかなえたいマークセン

2017年08月31日

 ファンケルクラシック最終日では、優勝争いをしていたにも関わらず、ショットもパットもかみ合わないまま9位タイに沈んだプラヤド・マークセン(51)。昨年は年間5勝を飾り、シニア賞金王にも輝いた。今年も賞金ランク1位を走っているだけあって、気持ちをすぐに切り替える余裕も術も持ち合わせている。

 先週は福岡県で行われたレギュラーツアー「ライザップKBCオーガスタ」に出場した。ファンケルクラシックを上回る酷暑の中で4日間戦い抜き、シニア選手ながら15位タイという成績を残している。自分の戦い方を見直しながら、スキルアップができたとマークセンは確信し、福岡県から石川県に移動して来たのだ。

「とにかく暑かったけど、アイアンショットの精度の高さを取り戻すことが出来ました。だから、今週の戦いが楽に感じます」と言ってスタートティーに向かった。

 前半で3バーディーを奪ったが、後半はスコアを一つ伸ばすのが精一杯。5バーディー・1ボギー68でフィニッシュ。首位タイにはなったが、思っていたほどのスコアは出せなかった。

「今年はフェアウエイが狭く感じ、ラフが深い。それなのにドライバーショットが安定せず、曲がりました。ラフからの2打目のアイアンショットでグリーンを捕らえられたからこのスコアを出せましたね、パットが入っていたら7アンダーぐらいのスコアになったと思います」

 大会2連覇、今季3勝目を飾る。その目標に向けてマークセンは、自身にとっては無難な順位を確保した。単独首位でこそ、満足できるのだ。この大会に賭ける思いは人一倍強い。優勝者には来週の米PGAツアーチャンピオンズ「JAL選手権」出場資格が与えられる。その資格を得て、同選手権をも制したならシニア入りしてからの夢、同ツアー本格参戦が叶う。

 

 マークセンはその夢実現に向け、まずは着実な一歩を踏み出した。