「今日もなんか、良かったですね」。弾ける笑顔を見せたのは5バーディー・1ボギーの68でフィニッシュした久保勝美。大きなミスは2番ホールでの一発だけだった。
「右からのアゲンストだと思ったら、実際はフォローでした。お蔭でグリーンをキャリーでオーバー。でも、このジャッジミスだけで、あとはピンチらしいピンチがありませんでした」と振り返った。
毎ラウンド「ノーボギーゴルフ」を目標にプレーしている久保は「ピン位置が手前なら奥めでも良し、奥めのピン位置なら手前でOK」と割り切り、ショット難易度のハードルを下げてアドレスに入っているという。「初心に還って、ペナルティー(エリア)を避けながらカップにボールを沈めるようにしているだけです。安全運転(プレー)だと冷静になれますね」。
パターヘッドの接着が緩み、それを直したつもりがスクエアには戻ってはいなかった。フェース向きをアジャストするため、かつてのパットフォームだったハンドファーストのアドレスにしたところ、パットが復調。先週の広島シニア最終日には10アンダー・61のベストスコアをマークした。好調さは継続しているようだ。
ミニ建機が優勝副賞であることを所属先の高根CC支配人に伝えたところ「コース管理で必要だから獲って来い」と言われたという。この業務命令を遂行できるか。果たして、残り36ホールでの安全運転プレーが奏功するか。