白浜育男(58)は、スタートホールから6ホール連続パーをセーブし、7ホール目でスコアが動いた。16番ホール、168ヤードのパー3。6番アイアンでのティーショットがワンピン弱に着き、そのバーディーパットを沈めたのだ。
「アライメントが狂っていたのをアレコレと修正したものの、ピンと来るものがなかったのです。それでも朝の練習場で、これかな!?というものが見つかり、(うまく行くかどうかの)不安を抱えながらもスタートホールから調整してプレーしていました。それが徐々に噛み合い始め、7ホール目でイメージ通りのライン、ショットが打てたことで確信しました」
アライメント修正に成功したことをバーディー奪取で確信した白浜は、エンジン全開モードに移行した。8ホール目でラフに打ち込み、寄らず入らずのボギーを打ったが、後半は4バーディーを奪取。いずれもワンピン圏内にショットを着けての会心バーディーだ。午後からは風が強まり、スコアを落とす選手が続出したが、「ショットが回復したことで風に翻弄されることはありませんでした。ティーショットは後半すべてフェアウエイをキープし、パーオンショットはラインが出てくれましたからね」と白浜。
5バーディー・1ボギー68で首位タイとなり、明日はアウトコース午前10時20分に「最終組」スタートする。アライメントが整ったことで、初日のバックナインのように2日目は前半からピンを狙って行ける。