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シニアツアー

【コマツオープン2017】厳しいピン位置をデッドに攻めることが鍵になる

2017年08月30日

 例年よりも今年は1週間早く開催されるコマツオープン。夏場は気温が高い日が続いたり、雨天が長引いたりと不順な天候だったことで、グリーン状態は昨年よりも若干劣るものの、ラフの芝草は予想以上に成長した。80ミリの設定だったが、100ミリ近くも伸び、芝草の密度が高いエリアもある。

「グリーンは少し軟らかいかも知れませんが、ボールの転がりは良いので、昨年の優勝スコア17アンダーには及ばないものの、それに近い数字が優勝の目安になると思います。グリーンの速さは9・5フィート前後ですが、大会期間中は気温が下がるようなので、もっと速くなるでしょう。

 これらのグリーン状態から今年はピン位置を振って行こうと考えています。ティーショットをフェアウエイへ確実に運んでのグリーンキャッチショットはショートアイアン、ウェッジショットになるホールが多い。厳しいピン位置をデッドに攻めるプレーが繰り広げられるので、試合は混戦になる可能性が高い。ビッグスコアは出にくい一方、たとえば毎日5アンダー・67をマークし続けるのが優勝への方程式になるでしょう」と平野浩作トーナメントディレクター。

 大会最終日は13番ホールのティーグラウンドを前方に設定し、297ヤードに変更する試みを3年前から始めたが、今年も継続。池越えながらワンオンを狙えるパー4は、優勝争いにも多大な影響を及ぼす。一発逆転を狙うシニアプロの豪快なドライバーショット。ギャラリーから盛大な拍手を受けるか、ギャラリーに大きな溜め息をつかせるか。勝利への大きな扉になるホール。そのカギは勇気ある一打だ。