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シニアツアー

【広島シニア・1R】優勝副賞も欲しい!清水は三度目の正直にトライ

2017年08月24日

 今度の今度こそ、三度目の正直にトライ! 先週のファンケルクラシックではプレーオフの末に敗れて2位タイとなり、シニアツアー初優勝を逃した清水洋一(54)。帰宅後、小学3年の次男・朝陽(あさひ)クンと小学1年の陽光(ひかる)クンが出迎えて開口一番「何やってんの!(ウイニングパットがカップに)届かないの!」と叱咤された。

 家族から労いの言葉を掛けられることはほとんどなく、「いつもキツイ言葉で励まされる。それで良いんです。とにかくチャンスはチャンスですからね」

 息子たちが指摘したのは、プレーオフ2ホールめでの「入れればシニア初優勝のイーグルパット」をショートしたことだった。清水自身、「カップに届かなければ入らない」を改めて痛感した一打を家族にも非難され、さらにその思いを強めた。

 妻の美和さん(43)からの「(優勝副賞の)車、獲って来い!」と尻を叩かれてこの大会に臨んだ。2002年の結婚した際、購入した車を乗り続けている妻にも、そろそろ新しい車に乗り換えさせてあげたい。

 そんな清水は前半で6バーディーを奪取し、首位に立った。後半も「2日間大会だけにスコアを伸ばせるだけ伸ばしたい」(清水)思いがあったものの、2バーディー・2ボギーに終わり、6アンダーでのフィニッシュとなった。

「練習ラウンドでもアウトコースを6アンダーで回り、今日の初日も6アンダー。でもインコースは練習ラウンドと同じくスコアを出せませんでした。最終日のアウトコースは二度あることは三度ある。インコースは三度めの正直だと信じでプレーします」

 ショットもパットも好調さを保っている。ファンケルクラッシク最終日最終ホールでは、イーグルパットをねじ込んで首位に並んだ。あのパットの感触を再現し、念願のシニア初優勝を飾って車をゲットしたい。家族から「おめでとう」と祝福されたい。明日の午前10時、勝負の18ホールに清水は臨む。