金鍾徳(56)にとって、2011年にシニア初優勝を飾った相性のいいファンケルクラシックでは、毎年のびのびとしたプレーをしている。今年は初日68、2日目72と安定した内容で、プレーの好調さを保ったまま最終日を迎えた。
「コースもよく知っているし、ショットとパットのいい流れに乗れていたから。ほんとプレーに夢中になれて、楽しかった」と、笑顔で最終日の一日を振り返った。
通算7アンダーでフィニッシュし、首位に並び、5人で戦ったプレーオフは「スリルあったね。みんないい精神状態だった。でもね、3ホール目に入ったとたん、急に体の疲れが噴出したみたいで、足が動かなくなってしまったんだよ。それでショットを左に引っかける始末…体力不足かな(苦笑)。だけど、こういうゲームができたことは、負けたけれど自分としては嬉しいね。優勝は次だね」と、ウインクをしてみせ、クラブハウスを後にした。