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シニアツアー

【ファンケルクラシック・FR】プレーオフ敗退の清水は勝負どころでパットはショートさせないと誓う

2017年08月20日

 歩測15歩の距離のイーグルパットを沈めた清水洋一が、両手を突き上げてガッツポーズ。最終18番パー5ホールでのこの一打で通算7アンダーとし、5人によるプレーオフに加わった。

 同2ホール目では歩測10歩のイーグルチャンスを迎えた。これを沈めたなら念願のシニアツアー初優勝を手にできる一打。だが、清水は打ち切れずにショートしてしまう。


「本戦では入れないと首位に追いつけないと開き直ってカップに届くようにしっかり打った。でもプレーオフでは『これを入れれば勝てる』という気持ちがショートになったと思う。ショートしていたのでは勝てない。イーグルを取らないと勝てない。それが分かっているのに…」。プレーオフで敗れた清水は、うな垂れた。

 優勝を逃した悔しさを抱えた反面、プレーオフに加われたことで自信も得た。

「シニア入りして5年めですが、実力は着いて来ていると思うんですよ。今季は7戦出場してベスト10入りが6回。この試合でも最後の最後で首位には並べたわけですからね。前半でつまらないボギーを打ったのが勿体無かった。

 まだまだ試合は残っていますから、(ベスト10入りしている)この調子が落ちないうちにどこかで勝たないといけませんよね。僕が勝つには、やっぱり運が必要なのかな」と冗談半分、本気半分で初優勝を逃した心境を清水は話した。米山のプレーオフ2ホール目でのバーディーパットで「強気のパット」「カップに届くパット」の威力を見せ付けられ「勝負どころでパットはショートさせない」。清水はそう心に刻んだことだろう。