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シニアツアー

【ファンケルクラシック・1R】ショットメーカー金が6年ぶりの優勝を目指す

2017年08月19日

「今日はね、上手く行きました。一緒の組でラウンドしたスティーブン(コンラン)や河村(聡)さんと雰囲気よくプレーできて、楽しかったよ」。満面の笑みを浮かべながらホールアウトしたのが金鍾徳(56)。シニアツアー入りした2011年、ファンケルクラシックでシニア初優勝を飾ると同年シニア賞金王にも輝き、その活躍ぶりが周囲を驚かせた。

 シニアツアーの常連メンバーだが、2015年は胸部骨折で数試合しか出場できず、2016年は公傷制度を適用して、全17試合に出場。賞金ランキング24位に入ってシード権を保持したものの、今季は活躍するシーンが少なかった。それでも賞金ランキング19位に着けて、シード権圏内には踏み止どまっていた。

「インスタート(10番)で、13番パー4ホールではグリーンの外から15メートルをパターで打ってカップインのバーディー、16番パー4ホールではティーショットをフェアウエイ右のバンカーに入れたけど、2打目110ヤードをピン横2・5メートルにつけてバーディー。17番パー3ホールは、ホールインワンかと思ったショットがピン横30センチに着いたよ」と、笑顔も弾ける。後半はチャンスを一つもものにできずに、スコアを伸ばせなかったのが、心残りの様子。それでも4バーディー・ノーボギーの2位タイと好発進を遂げる活躍ぶりは金自身が一番喜んでいる。

「相性のいいコースだし、いい内容でゲームができたし、久々にいい位置で嬉しいよ。まだまだ元気よ(笑)」。韓国屈指のショットメーカーが6年ぶりの、自身2度目の赤ジャケットに袖を通そうと目論み始めた。