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シニアツアー

【ファンケルクラシック・1R】シニア初優勝を目指す飛ばし屋川岸にとってキーホールは4つのパー5

2017年08月18日

 シニアルーキー川岸良兼は、この大会が6戦目。初日を5バーディー・2ボギー69、5位タイで終えた。

「このショットなら20歳の若い者とも戦える。掛かって来い!そう思えるショットもあれば、とんでもない大ミスショットも飛び出しましたね。グッドショットは距離が出ていたんですけどね」

 レギュラーツアー時代、怪物と呼ばれたかつての飛ばし屋が、復活を迎えつつあるようだ。

 1試合でも早くシニア初優勝の朗報を届けたい。期待されているからこそ、結果に結びつかない焦りや苛立ちが生じてしまう。

 

 スコアを2つ伸ばして迎えた8番パー3ホール、207ヤード。5番アイアンを選択しかけたものの、アゲンストの風を感じたことで4番アイアンをキャディーバッグから取り出した。「スライス目に打てばと思ったショットがグリーンをオーバー。2打目で1・5メートルに着けたものの、カップインできずのボギー」(川岸)。

 10、13、16番ホールでバーディーを奪って迎えた最終18番パー5ホール。打ち下ろしの566ヤード。グッドショットとバッドショットが顔を出すラウンドは、最後にバッドショットで終焉を迎えたのだった。

「ドライバーショットが左に大きく曲がってしまいました。見えないみすの積み重なりが最後に出た感じ。リズム感の狂いかな。最終日最終組で回りたい。そのためにも明日は好スコアを出したい」

 

 初日、4つあるパー5のスコアは1バーディー・2パー・1ボギー。この4ホールでスコアをもっと伸ばしたい。しかし、この日はいずれもツーオンを逃しているのが気にかかる。4ホールともツーオンでイーグルを一つでも取りたい。そんなプレーが最終日最終組、そしてシニア初優勝を呼び込む原動力になる。 

(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)