「シニアツアーのビッグイベント、夏ゴルフの祭典それがファンケルクラシックだと思います。毎回たくさんのギャラリーがコースまで足を運んで、僕たち選手を応援してくれる。選手冥利に尽きるというか、プレーのし甲斐があり、ぜひ勝ちたい大会なんです…。なんて、大きいこと言ってしまいました。まだ1勝も挙げていないに(苦笑)」
シニアツアー3年の米山剛は、これまで15年の日本シニアオープンをはじめ、同年いわさき白露シニア、16年の広島シニア、セヴンヒルズカップ KBCシニアでの2位をはじめ、ベスト3フィニッシュは7回と活躍は遂げているものの、まだ優勝は飾っていない。何としてでも1勝を挙げたい。できれば、ファンケルクラシックで!の思いは強い。
「静岡県のお隣の神奈川県(足柄上郡)に住んでいて、毎年、地元の方が応援に駆けつけてくれる。顔見知りのギャラリーが多いと、いつも以上に闘志が湧き立ちます」と米山。今週は自宅からコースまで、車40分での通勤出場。宿泊ホテルではなく、自宅でリラックスして試合に臨める利点も生かしたい。「絶好調です!(初優勝を)期待して下さい」と力強く言ってから、小声で続けた。「そう言って自分に発破を掛けないとね。まだ1勝もしていないから」。未勝利の冠を勝利の栄冠に換えるのは、今週しかない!