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シニアツアー

【ファンケルクラシック】今年の舞台は風向きが違って「風が舞う」?!コースは見所が満載

2017年08月17日

関東地方は8月に入って晴天に恵まれず、雨天が続いた。コースコンディションを整えるのに、コース関係者の苦労は絶えない。

 大会舞台の裾野カンツリー倶楽部は12、14番ホールグリーンの芝を昨年張り替えたが、悪天候続きでグリーンの状態は残念ながら芳しくない。そのため今大会では「両グリーンに限り、スパイクマーク、ピッチマーク、芝が痛んでいる個所の修復ができる」ローカルルールが執られることがすでに決まっている。

「長雨が続き、グリーンの状態は決して完璧ではありません。しかし、悪条件ながら仕上がってはいます。ラフは100ミリ、深い所では150ミリの長さがあります。芝は乾いても、その下の土壌は水分を多量に含んでいるため、フェアウエイでもランを望めません。ドライバーショットでランが20ヤード前後少なくなる分、2打目以降の距離が残る。昨年同様のコース全長7009ヤードですが、それ以上の“長さ”を選手たちは感じるでしょう。

 例年とは異なり、不順な天候のせいか、風向きも違っている。風が一定方向ではなく、舞っている。フォローがアゲンストに急に変わるホールもあるようです。これまでは通算12アンダーがVラインとされていましたが、今大会は通算10アンダーになるかも知れません」とは平野浩作競技ディレクター。

 18番パー5ホールは、逆転イーグル奪取も可能な最終舞台として知られているが、「天候やスコアにもよりますが、最終日は大会が盛り上がるピン位置の用意はしています」。平野競技ディレクターはギャラリーを喜ばせる「演出」の準備をすでに終え、あとは天候回復を願っているそうだ。