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シニアツアー

【KYORAKU CUP 2017/2R】溝口は首位を死守!2位の清水も1打差を離さず逆転優勝を狙う!

2017年07月08日

初日は9アンダーで首位スタートを切った溝口英二(52)が、4バーディ・2ボギーとスコアを2つ伸ばし11アンダーで連日首位をキープ。シニア3年目の溝口が初優勝を狙う好位置についた。1打差の2位には、清水洋一(54)。そして本大会初代チャンピオンの室田淳(61)がスコアを6つ伸ばして3位。室田はホストプロとして最終日最終組での戦いに挑む。この日のベストスコア64をマークした寺西明(51)が5位タイと急浮上した。上位は大混戦で、現在シニア賞金ランキングトップのプラヤド・マークセン(51)は通算6アンダー7位タイと、首位と5打差を追いかける。

「(今日は)充分じゃないですか」と、溝口は我慢の一日を終えると、安堵した表情をみせた。

昨年大会と同様に、第2ラウンドも首位の座をキープすることができた。上位が混戦している状況で、追われる立場は同じだ。だけど、最終日のリベンジをするためには、同じ状況にもっていくのではなく、何か変化を求めていた。

溝口は初日使っていたピンタイプのパターから、マレットタイプに替えて、この日を戦った。初日とはスタート時間が2時間以上も違うので、芝の芽の感覚も変わっていた。パターを替えたが、パッティングが裏目にでることはなく、徐々になじんでいき、首位の座を守りきったのだった。

「最終日も、自分のゴルフをやるだけです。昨年のリベンジができたら・・・本当に気持ちいいでしょうね。(昨年とは違って)精神的にも落ち着いています。リベンジしたいです」。

シニアツアー初優勝のチャンスが再び巡ってきた。溝口は、今度こそつかみ取りたい。

 5バーディー・2ボギーの69をマークした清水洋一は、通算10アンダー・2位と前日の順位を死守。首位とは1打差で最終日最終組に加わった。

「一日5アンダーのノルマは達成できませんでしたが、アンダーのスコアは出せたから良しとします。なにせショットはハンデ8みたいで安定感を欠き、辛うじてシングルハンデをキープしたような内容でした(苦笑)。

 ドライバーが昨日同様に曲がってばかりで、まともに打てたショットは前方の枝に当たってしまうんですから…。ドライバーが原因ではなく、スイングのタイミング自体に問題があるようです。アイアンショットも乱れていますから、練習しても急には復調できそうにありません。明日は(同組の)室田さん、キング・オブ・シニアのプレーをじっくり拝見させてもらいますよ」。優勝を争える位置につけながらも、自分のゴルフで精一杯という清水だが、無欲が吉と出ることを期待しているのかも知れない。