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シニアツアー

【KYORAKU CUP 2017/2R】ショット精度と飛距離が落ちても、順位と幸運は急上昇の田村は5位に浮上

2017年07月08日

 昨年、肋軟骨骨折を患い、完治したものの、コルセットを巻いていたことで筋力が落ちてしまった。そのため、飛距離が以前よりも出なくなっただけでなく、ショットの精度も悪くなってしまった。

「飛んでもないボールが飛び出すことがまだあります。まだ戦える状態ではないのかも知れません」。自分のゴルフを客観視しての田村尚之(53)のコメントだが、この日マークした5バーディー・ノーボギー67のゴルフは自信回復の薬にはなったはずだ。しかも通算7アンダー・5位タイは首位と4打差。最終日のスコア次第では今季初優勝も可能だ。

「パットが入ったり、何か良いことが起きたりがないと…。ショットではアドバンテージを取れる状態でありませんからね。ベスト10入りを続けてチャンスを待つだけです。得意の秋までリタイアすることなく、無事にゴルフをしたい。

 明日(最終日)はとにかく(優勝を)考えず、良いゴルフをしたいですね」と口にした。

 田村は東海地区での試合では相性の良さが際立つという。アマチュア時代、94年に三重県の四日市CCで開かれた日本オープンゴルフ選手権競技でローエストアマチュアに輝いている。「パットが入るのを願うだけです」。

 

そして、田村は相性の良さをさらにアピールできる最終日にする。