アウト・インコースともに最終ホールがパー5のコースセッティングで、キング・オブ・シニアが圧巻のプレーを披露した。
大会ホストプロでもある室田淳が、2イーグル・4バーディー・2ボギー66の猛チャージを展開し、通算9アンダー・3位と前日の6位タイから急浮上。首位とは2打差で最終日を迎える。
「周りプロたちも盛り上げてくれて、和気あいあいとプレーできています。(猛暑)厳しい中でも『良い試合』になっていますよ」と室田はホストプロとしての重責を全う出来たことに満足げだ。
9番パー5ホールではピンまで248ヤードの2打目を3番ウッドで5メートルに、18番パー5ホールでは同230ヤードの2打目を5番ウッドで7メートルに着け、いずれも一発で沈めてのイーグル奪取でギャラリーを魅了した。
「スタートホールから3連続バーディーで楽に回れたかな。あと一日負けないようにしないとね」。猛暑に、そして優勝争いで負けないようにと言い聞かせているのだろう。室田にとって、真の「良い試合」とはホストプロが優勝することなのだ。