大会ホストプロとしてKYOURAKU CUPに出場するのが5回目となる高見和宏。第1回大会は奥田靖己、第2回大会は室田淳、そして第3、4回大会は崎山武志が制している。それだけに「今大会こそ、僕の番かな」と高見は優勝を密かに期待している。
「開催週ともなると毎日、山田(道幸)大会名誉会長からプレッシャーを掛けられるんですよ。優勝するしかないぞと(苦笑)。いつも練習ラウンドをしている仲間ばかりが優勝しているので、今度こその思いは強まるばかりです。5月から7月開催に変わったことでコースの様相は大分違っているという不安があるのは否めませんが、昨年よりもグリーンが少し軟らかく、速さはそれほどでもないので対処できそうです。
この大会では関係スタッフの応援が特に熱いので、良いプレッシャーに変えて戦って行きます。
まずは好スタートを切りたい。たとえつまづいたとしても54ホールの3日間大会ですから、決して諦めずに一つでも上位の成績を残したい。できれば、これ以上、上が無い位置(優勝)で終わるように頑張るだけです。ティーショットで確実にフェアウエイをキープし、硬いグリーンでも止まる高い球で攻める。僕のゴルフが十分通用すると思うので、チャンスを何とか掴み切るだけですね」。
高見は、まさにこれ以上の上位が無い「高み(優勝)」に照準を定めていた。