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シニアツアー

【スターツシニア/1R】世界のツアーで戦う渡り鳥ファウラーは「プロである限り戦い続ける」

2017年06月09日

 2週間前の全米プロシニアは38位タイ。1週間前のすまいーだカップシニアでは19位タイ。そして「今週はコース入りしてから気分も変わり、いいゴルフの雰囲気が漂う」というピーター・ファウラーが7バーディー・1ボギー66をマークして首位に立った。 スタートの10番ホール・パー4で2打目をピンそば60センチにつけてバーディー発進。14、15、17、18番ホールも60センチ以内につけるベタピンショットでバーディーを量産し、5アンダーでハーフターンした。

 後半は2バーディー・1ボギーながらこの日のベストスコアをマーク。「ドライバーは真っ直ぐ打てたし、ショートゲームはうまくまとめられたので、いいスコアになりましたね。素直に嬉しい。とにかく素晴らしいコースコンディションで気分よくプレーさせてもらえた」と自分のゴルフはさておき、好スコアはコース状態のお蔭だと感謝しまくった。 世界のツアーで戦う渡り鳥。2週後はロンドンへ飛び、ヨーロピアンシニアツアーのフィンランドの試合に出場。その後、全米シニアオープン、スイス、ドイツと転戦。それから全英シニアオープンと続く。母国オーストラリアに帰る予定は立っていない。

 しかし、それを嘆くこともしない。

「プロゴルファーである限り、戦い続けなければならない。自分が好んで選んだ道。素晴らしい仕事ですからね。ツアー転戦を続けながら、ゴルフが出来ることが幸せだと思っています」。

コースにゴルフに感謝の念を持つファウラー。世界中を転戦し、身に着けたメンタルタフネス。ミスショットが飛び出してもトラブルに遭遇しても心の水面を乱さない。それが彼の真の強さなのかも知れない。