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シニアツアー

【スターツシニア/大会前日】今季シニアツアーで最長の7101ヤード設定!選手達はどう立ち向かうか

2017年06月08日

 今季シニアツアーで最長の7101ヤード設定--。大会舞台の「スターツ笠間ゴルフ倶楽部」で行われるようになって5年目になる今回は、大幅なリセッティングが施された。18ホール中10ホール。具体的にはアウトコース2、3、5、6、8、9番ホール。インコース10、11、13、14番ホールの使用グリーンを変更。左グリーンから右グリーン、右グリーンから左グリーンに変えたことでホール攻略ルートもガラリと変えざるを得なくなった。さらにフェアウエイ左右のラフは深さ8センチ設定だが、この時期の芝は成長盛りとあって伸びは早く、しかも芝質が強い。ボールが芝草の中にスッポリと沈んでしまうため、打ち出せたとしてもフライヤーの可能性は高く、飛距離をコントロールするのが難しい。

「左右のグリーン位置を変更したことで、ティーショットのポジショニングがより明確に絞られたホールが俄然増えました。アバウトなショットではバーディーという報酬は受けられません。

 グリーンは受けグリーンが主体で、カップ奥からのパットはノーチャンス、2パットも至難ですからティーショットからパーオンショットまで、狙った地点に打てるショット力の高さが求められます。

 ギャラリーの皆さんも、昨年とはまったく違ったコースで行われているかのような錯覚を覚えるかも知れません。それほど景観が変わったホールも有り、今まで以上に選手たちのアグレッシブなショットを楽しめるでしょう」とは平野浩作トーナメントディレクター。

 優勝スコアは昨年大会の15アンダーを下回る想定だが、ピン位置や天候、風向き、そして白熱した優勝争いによって想定を上回るスコアになるはず。そんな試合展開を期待するばかりだ。