新規開催となる今大会。平野浩作トーナメントディレクター(TD)に大会の見どころを聞いた。
練習ラウンドを終えた各選手が口をそろえるのが「ティーショットの落としどころの難しさ」。平野TDは「ここはロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニアの設計で、ティーショットからピンポイントで打っていけないとスコアにならないでしょう」という。右に置きたいところで左に行くと絶対に寄らないところもある。「確実に狙ったところに打てる選手、ショットメーカーが有利なコース。グリーンの傾斜もあるので、2ヤード違いでOKに寄ったり、離れて行ったりということも起こりうる。また、飛ぶということは必ずしも有利ではない」と話した。
栃木県内での天候不順の影響でフェアウェイに一部整備できなかったところがあるため、大会ではフェアウェイで1クラブレングス(長)以内にプレースすることを、追加ルールで認めた。「あるがままでやれば、3日間で二けたアンダーは行かないと思うが、プレースできるので優勝は12アンダーぐらいと予想している。第1、2ラウンドは雨の可能性もあるので、選手にとってはグリーンに弾かれなくなり、いいスコアになるかもしれない。面白い大会になると思います」と、平野TDは熱戦に期待を寄せた。