シニアルーキーの河村雅之(50)が、通算7アンダーで3位と上々のシニアデビューを果たした。6アンダーの2位でスタートしたが「今日は4番ホールがすべてでした」と振り返る。第2打をグリーン手前にショート。「上げないといけないので、少しだふり気味に行こうと思った」というアプローチを2度だふりすぎて戻ってきてしまい、3回目はパターでグリーンに乗せてトリプルボギーにした。この時点で通算3アンダーに後退、優勝争いから遠ざかった。
それでも気持ちを切らさずに、12番パー5では7メートルに2オンしてイーグルを奪った。終盤16番で3メートル、18番では6メートルを決め、前日より1つスコアを伸ばす健闘を見せた。「結果としては上出来です。シニアでやっていけそうだと思います」と、デビュー戦で自信をつけた様子だ。
昨年デビューした鈴木亨からも「ナイスカムバック」と祝福され「シニアはどう?」と聞かれた。「皆さんによくしてもらっています」と答えた河村は、鈴木から「先輩からいじられた方がいいよ」とアドバイスも受けた。「とにかく、シニアは楽しいです。でも、きょうはトリプルボギーの後、3ホールぐらい楽しめなかったのがよくない」と、反省もしていた。