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シニアツアー

プレーオフで優勝こそ逃したが、手ごたえを感じた井戸木

2017年04月21日


x井戸木鴻樹(55)がプレーオフで真板に敗れて、2013年全米プロシニア以来、国内では12年富士フイルム以来の優勝を逃した。18番でのプレーオフではティーショットを左に引っかけて、木越えの第2打がバンカーへ。「もう少し右に打つつもりだったが、それでもバンカーとは思わなかった」と振り返る。バンカーショットは自分でも「うまかったでしょ」という絶妙のショットで、18番で見ていた他の選手たちからも「うまい!」の言葉が出たほど。真板のバーディーに屈した。

「今日は(正規ラウンドの)後半からショットが良くなってきた」というように、11番で12メートルのバーディーを沈めてからピンに絡み始めた。終盤は15番で1・5メートル、17番で3メートルを入れるなど4バーディー。通算9アンダーを狙った最終18番で5メートルを決めきれなかった。

全米に勝って以降、パットに悩み、昨年からは右肩の痛みで思うようなゴルフができなかった。この日朝も右ひざに痛みが出てサポーターをしてのラウンドだった。「ショットがだいぶ落ち着いてきている。最後は9アンダーにすればと思ったけどね。ただ、今日のような気持ちでいけば、いずれ」と、手ごたえをつかんだ開幕戦。

「最後のつもりで行こうと思う」という今年の全米プロシニアでも、いい戦いを見せてくれそうだ。