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シニアツアー

シニアツアー初「距離計測機器」の使用を認める

2017年04月19日

シニアツアーで初めて「距離計測機器」の使用が認められる大会になる。

PGAトーナメント競技管理委員会で決定したことを受けて、この大会ではローカルルールとして「プレーヤーは距離計測機器の使用によって距離の情報を得ることができる」と規定した。使える機器は「2点間の距離」のみを測れるもので、ローカルルールでは続けて「プレーヤーのプレーに影響する可能性のある他の条件(例えば、標高変化、風速など)を計測するために距離計測機器を使用した場合は、プレーヤーは規則14-3の違反となる」と、高低差なども測れる機器はその機能を停止もしくは見えない状態で使用すれば問題はないという。違反の場合は発覚したホールで2打罰、2回目で失格となる。

小林英次競技委員長は「目的はプレーファストにいい影響があるかどうかを見ること。問題なければ続けようということです」と、当面は数試合で実施して機器の使用によってプレーのペースがアップするかを調べていく。2019年からゴルフ規則が大きく改訂される予定だが「いまはローカルルールで使用できると規定できますが、今度はゼネラルルールの方が使用OKになって、ローカルルールで禁止するという形になる。毎試合ローカルルールで禁止するよりも使用して問題なく、ペースアップできればいい」という。

PGAでは研修会などで使用可にしたことがあるといい、その時は、1人目の時間はかかるが、2人目以降が速くなって全体にペースアップしたという実績もある。