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〔日立3ツアーズ選手権〕第1ステージはJGTO優勢!PGAは2位

2017年12月10日

 「日立3ツアーズ選手権」は10日、千葉・グリッサンドGCで行われ、午前のベストボール方式での第1ステージ9ホールを終えて、PGAチームは4ポイントを挙げ、首位JGTOチームに0.5ポイント差で2位につけた。LPGAチームは0.5ポイントで3位。

PGAチームの第1組で、井戸木鴻樹(56)秋葉真一(52)組が大健闘。2番パー5で井戸木が5メートルを沈めてから3連続バーディーでリードを奪った。4アンダーで来た8番で、JGTOチームの宮里優作が4メートルを入れて3アンダーに追いすがってきたが、秋葉が右3メートルの難しいラインを決め、5アンダーと突き放した。大ピンチは最終9番。井戸木が池に落とし、秋葉も第2打を左バンカーのアゴに打ち込んだ。井戸木の第4打は右3メートルについたが、秋葉はピンを15メートルほどオーバーした。秋葉のパーパットは2メートル近くショートし、井戸木も外してダブルボギー。JGTOチームはパーで上がっており、秋葉が外すとこのホールのスコアがダブルボギーになるところだったが、何とか沈めて粘り切り、この組1位で2ポイントを獲得した。

続く第2組の室田淳(62)、清水洋一(54)組は、JGTOチームの片山晋呉、池田勇太組がスタートから4連続バーディーで走られてしまった。イーブンパーできた5番パー5では清水が第2打を大きく左に曲げ、隣のホールに出して、第3打でまだ70ヤードほど残した。第4打でピン左4メートルほどにつけた。室田も第2打を大きく右に曲げて土手下に落とすトラブルに見舞われたが、清水が何とかパーパットをねじ込んで、室田が帽子を取ってお辞儀をする場面も。終盤、7、8番でバーディーを奪ってLPGAチームに2アンダーで追いつき、そのまま2位タイで0.5ポイントを何とかつかんだ。

第3組では、プラヤド・マークセン(51)、米山剛(52)組が、JGTO、LPGA両チームと激戦を展開した。1、2番パー5でマークセンが飛距離を生かしてともに2オンに成功するバーディーに、米山は「この人、やっぱりすごいよ」とびっくり。4番まで連続バーディーでリードを奪った。賞金女王鈴木愛、キム・ハヌルのLPGAチームが中盤、小平智、今平周吾のPGAチームは終盤のバーディー攻勢で、8番を終えてPGAチーム6アンダー、JGTO、LPGAチームが5アンダーと接戦。最終9番、マークセンが池に落としたが、米山がピン上3メートルほどに乗せてカバーする。JGTOチームの小平がピン左手前15メートル近いバーディーパットを入れて6アンダーに並ばれたが、LPGAチームは2人とも5メートル前後のバーディーを外した。米山の下りのバーディーパットは80センチほどオーバー。しびれるパーパットを入れて、1位タイで1・5ポイントをつかんだ。

午後の第2ステージは、1つのボールを交互に打っていくオルタネート方式での9ホールで争い、合計ポイントで勝敗を決める。