「第13回PGAティーチングプロシニア選手権」が、茨城県の静ヒルズカントリークラブで17、18日の2日間36ホールで行われる。静ヒルズCCは、2007、2008年に日本プロシニア、2015、2016年にはティーチングプロ選手権大会を開催するなど、ジュニアからプロまでの数多くのトーナメントが開催されている。
開放感のあるコースで、バンカーや池が巧みに配置されており、難易度が高いチャンピオンコースとして知られている。広々としたティーグランドからは、グリーンへのアプローチ、マネジメントが非常に難しい。グリーンは様々なアンジュレーションを持っており、ピンポジションによってはグリーンの難易度が一気に変わる。
PGA小林英次競技委員長は「コースメンテナンスも高いクオリティを保っていて、素晴らしい仕上がりです。6,537ヤードという長さではありますが、たくさんのドラマが生れるスリリングなコースです。どのレベルのプレーヤーにも難しく、フェアな戦いになると思います」と話す。
スコアメイクのキーとなるホールは、15番、17番、18番の後半3ホール。15番パー3ホ-ルは160ヤードだが、オーガスタの12番をイメージしたホールで、グリーンの手前には小川、奥にはバンカーがあり、繊細なショットコントロールが求められる。17番、18番ホールはティーショット、セカンドショット共に池が絡む難しいホール。池越えとなるショットには、大きなプレッシャーを感じずにはいられない。コース戦略が必要とされる中で、120名の選手は、自分のゴルフを信じて第13代目のタイトル奪取を狙う。
ディフェンディングチャンピオンの近藤年弘(60)は、2週間前に、優勝者の特典で獲得した日本プロシニア選手権大会に出場した。結果は悔しい予選落ちとなったが「試合の36ホールの中で、嬉しいことも悔しいことも、たくさんありました。公式戦に出場させてもらって非常に刺激になりましたし、プロとしてもう一度出場したいと、改めて確信しました。大会連覇を狙って、明日の初日からいい戦いをしたいです」と、意気込みを伝えた。