首位と2打差の3位タイから発進したグレゴリー・マイヤーが3バーディー・1ボギー70でフィニッシュ。通算5アンダー首位タイで最終日最終組の座を射止めた。
「今日も昨日と同じ。セーフティードライブ、安全運転だったね。少し疲れていたのか、ショットをうまくピンに絡められなかったけれど、グリーンは捉えられたからね。チャンスも少なかったけれど大トラブルも無かった」。マイヤーはこの日の18ホールを振り返りながら、笑みをこぼした。
17番パー4ホールではショットを曲げ、寄せもミスしてのスリーオン。5メートルのパーパットを残したが、しっかり入れてパーセーブ。このボギーピンチを切り抜けたことで気を良くしたマイヤーは、18番パー5ホールで会心の一打を放った。
「2打目はピンまで236ヤード。5番ウッドでは届かない、3番ウッドでは大き過ぎる距離だったけれど、3番ウッドで軽く打ったらピンに向かって真っ直ぐ飛んでくれた。フォローの風だったこともあって、さすがにピンオーバーだったけれど、今日一番のグッドショットだったね。気持ち良かった」
そのショットの好感触が残っていての取材インタビューだっただけに、口も軽やかになる。「明日はシニアツアー最終戦の最終日だから、楽しくプレーしたいね。賞金ランキング2位の座を守るためにも、しっかりピンそばにショットを着けて行きたいよ」。
今季2勝目を手にするために、安全運転をして来たマイヤーが、残り18ホールでアクセルを踏み込むことを宣言した。