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シニアツアー

〔いわさき白露シニア・1R〕叱咤激励!あと2日いいゴルフを目指す田村が2位

2018年11月23日

 アウトコース発進の田村尚之は、4番パー4の2打目をグリーン左のガードバンカーに打ち込んだ。寄せ切れず、パーパットを決めきれず、ボギーが先行した。それが引き金になったかのように次ホールから連続バーディーを決める。5番パー5ホールで1メートル、6番パー3ホールで4メートル、7番パー4ホールではワンピン距離を一発でねじ込んだのだ。迎えた8番パー5ホールでは、ピンまで70ヤードの3打目を直接放り込んでイーグルを奪取した。

「風邪気味になって、昨日はしんどかったんですが、今朝は何とか(症状が)治まってくれました。パットでの大きなミスが無く、『人並み』になって来てくれたお陰でのスコアです」。

 今季の前半は右脇腹を痛めたことで、好成績を収められずにいたが、夏場を過ぎてから症状が回復し、それに比例して成績もアップ。福岡シニア6位タイ、富士フイルム選手権3位タイ、エリートグリップシニアでは鈴木亨とのプレーオフで敗れて2位と、優勝争いにも顔を出すようになっていた。

 しかし、先週のISPSハンダカップシニアでは21位タイに終わった。「予選ラウンドではハーフ20パット。一緒に回っていた(川岸)良兼から『パットはまだオーバーパーですよ』って言われほどの不振ぶりが原因でした。今週はグリーンが速く、パットが入ってくれました。あと2日、自分の尻を叩いて頑張らないと。いい正月を迎えられるように、最後は上位で終わりたいです。(パットが)入ってください、お願いしますという気持ちです」と田村。体調回復に反比例して、パット数の激減を願うばかりだ。