「いつもは、このコースのパー5ホールでバーディーを何故か取れない。ドライバーショットを曲げたり、アプローチショットを寄せ切れなかったりしてね」。グレゴリー・マイヤーは、そうボヤいてみせたものの、白い歯がこぼれていた。
最終18番パー5では、2打目がグリーン奥カラーに止まり、3打目をカップ2メートルに寄せてのバーディーフィニッシュ。最後にスコアを一つ伸ばし、4バーディー・1ボギー69。3アンダー・3位タイの好位置に着けられたとなれば、笑顔でクラブハウスに戻って当然だろう。
「午前中は風が強かったから、とにかく安全運転に徹した。ティーショットをフェアウエイに運び、そして確実にグリーンキャッチしてのツーパットゴルフ。でも、14番ホールだけは10メートルのバーディーパットを2メートルもショートしての3パット・ボギー。それがちょっと残念だけど、大きなトラブルがまったく無かったから、良かった。明日は、最終日も去年の大会とは違って天気が良さそうだから、もっとスコアを伸ばして行きたいね」。
安全運転ゴルフから、いつシフトチェンジして加速させるのか。明日のマイヤーのプレーに注目したい。