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シニアツアー

〔いわさき白露シニア・前日〕ルーキー日下部がいよいよシニアデビューを飾る

2018年11月22日

 2018年シニアツアー最終戦の今大会で、シニアデビューするルーキー選手がいる。1968年11月10日生まれの日下部光隆だ。「今年の最終予選会は、妙に緊張してしまって思うようなプレーができず、結果を出せませんでした。来年はレギュラーツアー2勝以上の資格を行使して、一年間ツアーに参戦します」と日下部。かつて鹿児島県に居を構えていた縁もあって、主催者推薦選手としてシニアツアーの舞台を初めて踏むことになった。

 「ツアーからは12年も離れていたので、試合感に不安があります。シニアツアー中では、僕が一番年下ですから、まずは先輩全員に挨拶しました。懐かしい顔ばかりですよ、やっぱり」。まるで同窓会に出席した後輩のような表情を浮かべたが、明日からの試合に備えて練習場でボールを打ち出すと、ツアー選手の顔に変わった。

 「練習ラウンドやプロアマ大会でコースを回りましたが、レギュラーツアー時代よりも飛んでいました。道具の進化のお陰です。ラウンド数や試合出場数の少なさ、一番はトーナメント仕様のグリーンに慣れていないのが不安材料ですが、できれば大会3日間、アンダーパーのスコアをマークしたいです」。ギャラリーに見守られながらショットするのは久しぶりだが「やっぱり気持ちいい」と日下部。レギュラーツアー時代、開催コースで行われていたカシオワールドオープンで優勝したのは1997年。あの時の歓喜を再び味わえるか。日下部は明日の午前10時、インコースでシニアツアーデビューのティーオフをする。地元ギャラリーを大勢引き連れて--。