冨永浩(57)がベストスコア7アンダー65をマークして一気にまくり、2位に食い込んだ。「いやあ、2位になんて全く思っていなかった」とニコニコ。最終組の1時間前に2アンダーからスタート。波に乗ったのは6番だった。「手前に外したんですけど、25ヤードはあったかな、チップインしまして。それで気持ちが楽になった」と振り返る。ボギーなしの7バーディー。最難関、難易度1位(4.606)の最終18番では、右のラフに打ち込んだが、第2打でピン下1メートルにつけてバーディーフィニッシュしたのが結果的に2位につながった。
大会前は来季賞金シード権のボーダーライン上(賞金ランク39位、PGA会員賞金ランク29位)にいた。この2位で1037万円とし賞金ランクも23位に上がって当確。3位だったエリートグリップで優勝争いの田村尚之、鈴木亨、今大会は2日目66の西川哲と回り「自分は1アンダー、2アンダーでいいと思っていたら、66とか67とかで回ってくる。いいゴルフを見たのがよかった。ビビっていたらスコアが出ない。今日は攻める、守るのメリハリの利いたゴルフができたと思う」と感謝しつつも、「でも、優勝と6打差あるということをしっかり受け止めて、次につなげたい」と話した。