右わき腹痛を抱えている田村尚之(54)が、粘って3位を確保した。5アンダーの首位タイでのスタートだったが、レーンに長いパットを次々と放り込まれ「僕があれをやりたかったんだけど、前半はショットもパットも、もうちょっとだった」と逆転を許した。後半は10、12番でバーディーを取って通算6アンダーとし、レーン、マークセンに2打差で追走したが、15番以降ショットがグリーンをとらえられなくなり、17番でグリーンをショートしアプローチも寄らず「ボギー」で追撃ならず。
「疲れましたね。難しいコースだったし、万全の体調でやりたかったけど、万全じゃなかったからここまでやれたのかもしれないし。最後はしんどかった」と、話した。それでも、外国勢が伸ばしてく中で、日本選手では孤軍奮闘だった。課題だったパッティングも、5番では7メートルほどのパーパットを入れるなど、良くなる兆しはある。「完走できたし、これで来年のシード権も大丈夫でしょう。あと3試合、マークセンもいないし(笑い)、1回ぐらいは優勝争いをしたいですね」と、賞金ランクも18位(1196万円)に浮上。体調以外では自信がついた様子だった。