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シニアツアー

【福岡シニアOP/FR】マークセンが3年連続で賞金王確定!次戦・富士フイルムシニアで賞金を積み上げる

2018年10月28日

 プラヤド・マークセンが3年連続となるシニア賞金王の座に就いた。今年は、今大会までで10試合に出場して富邦仰德シニア盃、スターツシニア、日本シニアオープン、太平洋クラブシニア、ファンケルクラシックで優勝が5回。ベスト10入り3回を数える活躍で獲得賞金額は6871万1400円。今大会を含め、最終戦までの5試合すべてで優勝したなら、マークセンを逆転できる賞金ランキング2位の米山剛が13位タイに終わったことでマークセンが昨年よりも1試合早くシニア賞金王タイトルを手にしたことになる。

「去年は4勝して(富士フイルムシニアチャンピオンシップで)シニア賞金王が決まりましたが、今年は早い段階で5勝していたので早く決まるのではないかとは思っていました。3年連続を達成できたことはとても光栄ですし、嬉しいです」と、マークセンは安堵の表情を浮かべながらタイトル獲得を喜んだ。

 しかし、今大会では2日間ともに2オーバーの74。通算4オーバー・37位タイに終わった。今大会のプレーを尋ねると、さすがに表情を曇らせた。「ショットもパットもダメでした。ボールの落ちどころが悪かったり運もなかったりでしたし、パットは最後までラインを読み切れませんでした。ショットが悪かったのは2ホールだけ。スコアが悪かったのは、すべてパットです。ストローク自体は狙った地点へ打てているから満足しています。とにかく今週はラインの読みが全然ダメでした」。優勝して、圧倒的な強さを見せつけてシニア賞金王を確定させたかった思いが、暗い話しぶりから伝わって来た。

 マークセンにとって来週の富士フイルムシニアチャンピオンシップが今年のシニアツアー最終戦となる。11月には米国フロリダ州で行われるチャンピオンズツアーの出場優先順位を争うクォリファイングトーナメント最終戦に挑むからだ。どんなゴルフ場なのかも予測がつかず、「上位2名ぐらいの通過と聞いているので難しい戦いになるとは思っています。毎日5アンダーを目標にして臨むつもりです」とマークセンは語気を強めた。

 3年連続シニア賞金王の冠を自信と誇りにして、マークセンが太平洋を渡り、新たな高みに挑む。