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シニアツアー

【福岡シニアOP/1R】5アンダー単独首位の盧は、持ち前ドローボールで優勝宣言

2018年10月27日

 「今日はアイアンショットのミスが2回、ティーショットが1回だけだったよ」。ニコニコ笑顔がトレードマークの盧建順が、スコアカード提出後はさらに相好を崩しっぱなしだ。パット数は29。スコアは6バーディー・1ボギー67のベストスコアをマークして単独首位に立った。強風下でのラウンドだったが、台湾育ちのプロゴルファーにとっては、そよ風に思えたのかも知れない。風をハザードとは感じず、持ち前の低いドローボールで戦略性の高いコースを見事に攻略してみせたのだ。

 「フォローの風だった9番ホールだけ3番ウッドでティーショットしましたが、それ以外はすべてドライバーを使いました。狭いコースは大好き」と言って高らかに笑ってみせた。そんな笑顔の盧に、水を差すような、意地悪な質問をぶつけた。「ボギーが一つありましたよね?」。「16番(パー3)ね。フォローの風で4番か5番アイアンか迷って、4番アイアンで軽めに打ったらショートよ。アプローチもショートしてね(失笑)。でもね、今日の6つのバーディーは全部2メートル前後の距離だったよ。グリーンは速かったけどオーバーせず、タッチも合っていたよ」と盧。そして、こう続けた。「明日も今日と同じ(風が強い)天気ならいいね。2パットでOKのゴルフをするだけだね」。

 コースコンディションが難しければ難しいほど、風が強まれば強まるほど逃げるゴルフが有利だと読んでのコメント。明日の天気予報では、今日以上の風が吹くという。ショット、パットともに好調の盧の優勝宣言にも思えて来た。