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シニアツアー

【福岡シニアOP/1R】明日も今日のような風ゴルフ。マイヤーは今季2勝目を堅実に狙う

2018年10月27日

 福岡市内で最大瞬間風速12・1m/sを記録した大会初日。コースの木々の枝葉も朝から揺れ動いている。平均風速は4・8m/s。選手はセーターを着込んだり、ウインドブレーカーを羽織ったりしてスタートティーへ向かっていた。

「風が強かったからね。我慢のゴルフに徹しました」。前半9ホールすべてをパーにまとめ上げたグレゴリー・マイヤーに後半の2ホール目、11番パー5でご褒美がやって来た。 

 フェアウエイのボール位置からピンまで残り50ヤードの3打目。バンカー越えの難しいピン位置だった。サンドウェッジでボールをクリーンに捉え、風とケンカさせるように高い球を放った。「ヘッドがきれいに入って、気持ち良く振り抜けた」ショットは、ピン手前でワンバウンドし、カップに消えた。ショット・イン・イーグル。同組の田村尚之とハイタッチし、喜びを表現した。

「グリーンが速く、カップの上には着けられない。余計なミスをせず、パーセーブすることを心掛けましたが、パットも上手く入ってくれて25パット。イーグルの一打は本当にベストショットでした。明日も今日のような風ゴルフでしょうから、とてもアグレッシブなプレーはしづらい。パーセーブを優先させて行きます」とマイヤー。1イーグル・2バーディー・1ボギー69。首位と2打差の4位タイで迎える最終日も堅実ゴルフが奏功するか。シニアツアー通算4勝目、自身初の年間複数回優勝にマイヤーが挑む。