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シニアツアー

【福岡シニアOP/1R】鷲尾が首位と2打差の優勝圏内「狙った地点へ運ぶだけ」

2018年10月27日

 今季シニアツアー13戦に出場してベストフィニッシュは、すまいーだカップでの7位タイ。賞金ランキング42位の鷲尾茂彦が4バーディー・1ボギー69にスコアをまとめ、首位と2打差の優勝圏内に名を連ねた。

「4つあるパー5のうち、3ホールでツーオンできましたし、ティーショットがほとんど曲がらなかったのが大きかったですね」。唯一のボギーは、ショットした瞬間に風向きが変わり、グリーンを外しての3パットだったという。「強い風が吹き続けていたいので、ティーショットは狙った地点へ確実にボールを運ぶことだけに集中しました。グリーンはとても速かったので入れることよりも距離感を合わせることを優先させました。ですから、(ショットが)カップに着いた時だけバーディーを取れたようなラウンドです」と鷲尾の口からは控えめな言葉しか出て来ない。

 優勝を争える順位に着けたことに関しても、同じだった。

「いきなり優勝争いを演じるなんて、おそらくないでしょう。まずは、その雰囲気に慣れ、経験を積まないと、でしょ」。この無欲さが、怖い存在になる可能性を秘めている。まずは、「狙った地点へボールを運ぶ」ゴルフを明日の18ホールでも繰り広げること。それが課題だろう。その先に今季自己ベスト更新、そして「優勝」の二文字がある。