プロアマ戦のパーティーを歌と演奏で盛り上げたバンド「5963ズ(ご苦労さんず)」のメンバーが優勝争いに顔を出した。
MCを務めた高見和宏(58)が6アンダーで首位に1打差2位につけた。3番でOKバーディーにしてから波に乗って4番で1.5メートルを入れ、5番パー5では第1打がカート道に跳ねて残り150ヤードのラフまで行き、9番アイアンで楽々2オンして3連続バーディー。「でもね、ここまで来たらマークセンより飛んだでしょ、って近くにいた競技委員に聞いたら『マークセンはそこのフェアウエーだったよ』って、おれのすぐ横。あいつとは勝負できないよなあ」と苦笑い。「スコアはいいんだけど、なんかなあ、いいスコアが出たって感じがしないんですよ」という。
今季はシード権を失って主催者推薦での出場。5963ズのメンバーもシード権のない選手がいるため、思うような活動ができないのも実情で「なんとかシード権を取り返して、活動できるようにしたいんですけど」と、モヤモヤを晴らしてまずは上位が狙いだ。
5963ズでベースを担当している杉原敏一(54)は、ボギーなしの5バーディーで首位に2打差6位につけた。「ショットがよかった。親父(故輝雄さん)にヘッドを返し過ぎてよく怒られていたことを思い出して、ちょっと左を向いてスライスになるようにしています。左に引っ掛けることが少なくなったのが、いい要因だと思います」という。インスタートで15番から3連続バーディーなど「納得いくゴルフでした」と振り返った。今季は最終予選会から出場権を得た。今回の演奏には「みんなの集まる時間が少なくて」とこちらは納得いかなかったという。
「シード権を取って、心おきなくベースを弾ける、そんな感じにしたいです」と、こちらもまずは上位進出を目指す。