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シニアツアー

【セヴンヒルズKBCシニア/前日】「大会連覇狙っています」士気を高めるボーカリスト加瀬

2018年09月13日

PGAシニアツアー第11戦「第4回セヴンヒルズカップ KBCシニアオープン」が、9月14、15日の2日間大会で開催される。舞台となる佐賀県唐津市の福岡セヴンヒルズゴルフ倶楽部は山稜コースで、標高500メートルに位置しており、パー3とパー5が3ホールずつと変則的構成となっている。複雑なアンジュレーションを持つフェアウエイが待ち構え、高い戦略性と正確なショットが求められる。

ディフェンディングチャンピオンの加瀬秀樹(58)を始め、現在賞金ランキングトップのプラヤド・マークセン(52)や、プロの部最年長68歳で出場する高橋勝成をはじめ、倉本昌弘(63)、湯原信光(61)、羽川豊(60)、室田淳(63)といったベテラン勢に加え、伊澤利光(50)、川岸良兼(51)、小達敏昭(50)、西川哲(50)といったシニアの若手も出場し、プロ60名、アマ60名の総勢120名が戦う。尚、大会では開催地域のジュニア育成、支援も目標に掲げ、アマチュアには九州高等学校ゴルフ連盟より選出された高校生5名の戦いも見所となる。

 

昨年覇者である加瀬にとって、相性のいいコースでの試合は楽しみで待ちきれない様子だ。優勝の期待がかかる加瀬は、「もちろん、連覇を狙っていますよ。このコースでは収録や撮影で使わせていただいたりとよく知っていますから、コース攻略はできています。僕の思い切りのいいプレーをみせられる。ただ、グリーンは難しい。ピンポジションによっても、だいぶ難易度が変わるしね。ティーショットからグリーンまでボールを運んできてから、どれだけ冷静に判断できるかどうかが、戦いのポイントだと思う」と、今日の練習ラウンドを振り返り、連覇に向けて真剣な表情もみせた。


「うーん、マルハンからドライバーを変えたんだけど、最近2試合調子が上がらないので、やっぱりこの大会から戻すことにしました。調子が戻ってくるといいんだけど」と、不安材料も少しある様子。「ドライバーでしっかり距離を出し、フェアウェイを捕らえていきたいよね。起伏あるコースなんだけど、マークセンなんかは、意外にドライバーとショートアイアンを使ってポイントで攻略しやすいかもね。だけど、2日間大会だから、最後どんな展開になるかわからない。去年優勝したときは、最終日に9バーディー・ノーボギーで逆転した。だから、ゴルフは最後までわからない。頑張りますよ」と、加瀬は歴代チャンピオンにふさわしいプレーを見せることを誓った。

加瀬にはもうひとつ、活躍を期待される理由がある。プロドラマーの高松厚を中心に結成されている「5963ズ(ご苦労さんず)」バンドのボーカル担当でもある。シニアツアーを盛り上げようと結成したバンドで、プロアマ戦の表彰式などで、この4年ほど活躍をみせている。

 大会前日の13日も、プロアマ戦のパーティーでは曲が披露され、会場は大盛況だった。力強く歌い上げるボーカリストとして音楽を楽しむ加瀬の姿は、ゴルフにも好影響を与えてくれるかもしれない。