PGA会長の倉本昌弘(62)が8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーと出入りを繰り返しながらも5アンダー67で回って31位から首位に5打差の10位に浮上した。
「今日は普段入らない、3メートルぐらいのパットが入ったということ」と説明。インスタートのトップの組で、10、11番でその「普段入らない距離」が入って連続バーディースタートを切った。17番では「セカンドがカート道に当たって変な方向に跳ねてOBになった」という不運もあって、ダブルボギーにしたが、その後も4バーディーを奪って盛り返した。
会長職で多忙ながらも、ショットは「変わらずに」いい状態をキープしている。「だから、パットが入ったらこういうこと。入らなくても普通のスコア、オーバーパーになる訳じゃない」という。グリーンコンディションについて「スピードも出ているし、こういう気候でコース管理が大変なのに、すごくいい状態じゃないでしょうか」と、会長としてもコースに感謝している。
「まあ、私は(5打差は)終わりです。みなさんに頑張ってほしいです」と笑った。初日の中断、2日目は悪天候を想定して予定より1時間スタートを早めるなど、競技運営にも苦労している天気に「今までギリギリなんとかできている。なんとかできたら」と、こちらの方が気がかりな様子だった。