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シニアツアー

〈FANCL CLASSIC 2R〉賞金シード確定の「のぞみ」になるか、田村が1打差2位

2018年08月18日

 前半の7、8、9番ホールで3連続バーディーを奪取。後半でもスコアを2つ伸ばして67でフィニッシュ。首位と1打差の通算8アンダー2位で明日の最終日を迎えるのは田村尚之だ。ノーボギーゴルフだったことで口も滑らかになる。

「今年は背中に痛みが走り、日本シニアオープンあたりからようやくクラブをまともに振れるようになって来ました。痛みを抑えるため整体や鍼灸、マッサージを行いましたが、どれが効果的だったのかわかりませんが、ようやく痛みが収まって来ました。僕にとって開幕2戦目です」と田村はツアー前半戦の不振理由を語った。

 ダウンスイングで背中にピリピリっと電気が走るような痛みが走る。それを怖がって思い切りクラブを振り抜けない。パットの調子も思わしくなかったが、パターを替えたことで好調の兆しを掴んだ。

「背中が楽になって来たことでゴルフがようやく楽しくなりました。このチャンスを生かして賞金シードを早く確定させたいですね」。だが、背中痛が完治したわけではない。ラウンド後のマッサージは欠かせない状態が続いている。

「実は、これから新幹線に乗って東京(新橋)までマッサージを受けに出かけるんです」と田村は足早にJR三島駅へと向かった。「新幹線」通いでのマッサージ治療が、田村にシード確定の「のぞみ」をもたらす、それとも「ひかり」を与える?