清水洋一(55)が「今度こそ」の初優勝に挑む。7バーディー、ボギーなしの65で回り、首位に並んで最終日最終組で回る。
「ちょっと情けなかった」と悔やむのは、3ホールでチャンスのパットをショートしたこと。スタートのやや打ち下ろしの1番(328ヤード)で3メートル弱に1オン。イーグルパットが「届かなかった」と、バーディーにも反省点。9番パー5でも短いアプローチをショートし、最終18番パー5では第2打でグリーンオーバーし、アプローチをショート、バーディーパットもショートしてパーに終わった。
「ここはパター戦。ショットはまあまあいいのに、パットが大事なところで打てないというのが出てしまう」という。今回は知人が作ってくれたパターと、ショップで買ってきたパターの2本を持ち込んで、プロアマ戦後に練習して知人が作ってくれたパターに決めた。それでも、これまで優勝争いを何度も演じてきて、初優勝に手が届かずにきている「悪癖」が顔を出している。
「もう優勝しか狙わないという気持ちでやらないといけないのはわかっているんです」と力をこめる。首位スタートを聞いた同年齢の崎山武志からは「同級生で優勝のないのはお前だけだ。頑張れ」と叱咤される。「去年の秋葉(真一=15アンダー)のスコアが目標。きょう以上のスコアを出す」と「今度こそ」の思いは強まっている。