昨年後援競技として誕生し、今年からPGAシニアツアーとして新たに生まれ変わった第2回熊本・阿蘇シニアオープンゴルフトーナメント。明日7月28日(土)から二日間、コスギリゾート阿蘇ハイランドゴルフコースにて熱戦の火蓋が切られる。
2016年4月に襲った大地震は熊本県に甚大な被害をもたらした。国道の通行止めの状態が続き、熊本県内のゴルフ場もいまだオープン出来ていないコースがある。コスギリゾート阿蘇ハイランドゴルフコースも例外ではなかった。地震の影響から散水用の水を溜めておく大きなタンクに大きな被害を受けた。断水の影響で飲料水の確保が出来ず約3週間の営業停止を強いられた。阿蘇の完全復興にはまだ至ってはいない。その様な中、翌年2017年の1月に大会の開催を決めた。主催者の一人は「復興支援を目的に開催を決めました。大会からはチャリティ金を捻出し地元に寄付をしましたが、それよりも阿蘇の元気な姿を発信したいとの思いがありました。大会を開催することによってこうして関係者が沢山集まってくれる。テレビを放映したことにより県外からもゴルフに来てくれる方も増えました。阿蘇の元気な姿を見せることが大切なんです。」と訴えた。
今日はプロアマ大会が行われ、昨年優勝者した秋葉真一もゲストとのラウンドをホスト役として参加した。「去年勝たしていただいたので、今年も優勝争いができればとは思っているのですが調子がいまひとつなんです。ドライバーが左に行くときがあって、それがなければ良いんですけどね。昨日加瀬さんにヒントをもらったんですがしっくりきてないんです。」と最近の成績では上向き傾向にあったもののここにきていまひとつの様子。コースの印象を尋ねると「距離ないのでグリーン勝負。気をつけるホールは4番 16番かな?あと左OBのホール」と不安の残るドライバーショットのことで笑いを誘っていたが「今年もパッティングのフィーリングは良いのでパター次第。目指すは優勝。今後の試合にはずみをつけたいですね」と意気込みを語った。