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シニアツアー

〔シニアOP・3R〕谷口と寺西はスコアを落とし2位タイ。最終組それぞれの戦い

2018年07月14日

第3ラウンド。期待の新人シニア・谷口徹はスタートホールをバーディーとし、このまま独走かと予感させたが、2番ホールでは3パットでボギー。そして4番、7番でもボギーとし、前半でスコアを2つ落としてしまった。

「2番ホールでは、グリーンスピードが思ったよりも重たく感じてしまって。ラインに乗っていてもショートしてしまう。昨日は朝7時過ぎのスタートだったし、グリーンのイメージと感覚が合わなくて3パット」と振り返る。続く3番ホールから、くるくると変わる風向きが気になりだすと、スイングもおかしくなってきたという。

後半でもチャンスはあったが、入らないときは入らない。谷口は3パットから流れを断ち切ってしまった。「首位と3打差ですね。きついことは確かですが、天候に負けないように、ひとつずつやるだけ。チャンスは、なくは、ない。相手はマークセンだけではないです。自然相手に、自分のゴルフをやるだけ。結果が大事だから」と話した。谷口は日本プロ覇者として、堂々と最終日の戦いに挑む。

谷口と同組の寺西明は、今日の目標だった「普通に、頑張る。普通が一番」という気持ちで、冷静に第3ラウンドを戦うことができた。2バーディー・4ボギーという内容でスコアは2つ落としてしまったが「楽しくやれたし、自分の持ち味も出せることができました」と振り返った。

49歳のときに、念願だったPGAメンバー入りを果たした寺西にとっては、日本シニアオープンでプロとして戦えることは「本当に幸せなこと」なのだ。関西アマチュアの試合では、厳しいコースセッティングの試合が多く、難しいゲームは嫌いじゃないと寺西はいう。「厳しいセッティングで、自分のコースマネジメントを進めていくことは、スコアだけでいうと苦しいです。だけど、本来の技量が試されていると思います。プロ入り3年目。最終日をトップグループで迎えられて、嬉しいです。あとは自分との戦い。まさにプロ冥利につきます」と、言葉をかみ締めた。

最後に寺西は、最終ラウンドの目標を立てた。「日本人として、優勝カップに名前を刻みたいです」