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シニアツアー

〔シニアOP・3R〕マークセンが首位逆転!2位に3打差をつけて大会3連覇に王手

2018年07月14日

大会3連覇を狙うプラヤド・マークセンが、スタートから3連続バーディー発進でエンジンを加速した。4番、7番ホールをボギーとしたが、バックナインでは3バーディー・ノーボギーで回り、この日唯一の60台、67ストロークをマーク。通算4アンダーで谷口を逆転し、単独トップに立った。首位スタートの谷口徹は、スコアを3つ落とし、マークセンとは3打差の2位タイに後退。同じく1アンダー2位グループに、川岸良兼、金鍾徳、寺西明が並んでいる。

マークセンがじわりじわりと、ショット・パットともに精度をあげてきた。1番から3連続バーディーを決めて「いいスタートが切れたから、この調子でいこう!と思った次のホールで、風向きがくるっと変わってボギー。前半はスコアを崩さず、グリーンのスピードとか芝のコンディションがわかってきたこともあって、後半では3つバーディーにつながりました」と一日を振り返る。

大会3連覇に向けて、いよいよ王手をかけたマークセン。「明日は天気が悪い予報で心配なのですが、どんな天気でも全力で頑張ります。アグレッシブなゴルフだけはしないように・・・。北海道という場所で、たくさんの人にお世話になっていますし、その期待に応えたいという思いが強いです」と、気持ちを引き締めたようだった。

マークセンとの戦いを楽しみにしているのが、金(キム)だ。昨年のPGAシニアツアー・コマツオープンでは、最終日に63ストロークと爆発力をみせ、首位のマークセンを捕らえたのだ。2人は3ホールのプレーオフを戦い、マークセンが敗れ、金が6年ぶりに勝利の美酒を味わったのだ。

ケガから復帰した金にとって、今は試合出場をとても楽しみにしている。だから最終日の戦いも、最後まで楽しみたい。ゴルフは最後までわからないといつも口にする。「今日も体調はいいし、ゴルフの調子もいいんです。ドライバーショットは完璧だったから、ギャラリーの人たちを楽しませられたかな。こういう調子だったら、明日も大丈夫、大丈夫!・・・マークセン?大丈夫!」と、笑顔で話し、金は最終ラウンドでの逆転ストーリーを期待させてくれた。