30歳でゴルフを始め2014年に関西オープンのローアマを獲得。関西のトップアマチュアとして名を知らしめていたのが寺西明。2015年、49歳でプロテストを受けて合格。翌年にはシニアツアー参戦、2017年のシニア最終戦いわさき白露シニアでは、念願の初優勝を飾り、着々とゴルフ人生を積み上げてきた。
2018年、シニアツアー5戦を終えたところだが、賞金ランキングも13位と好位置につけている。その流れでやってきた日本シニアオープンの舞台だ。「調子はわるくないですよ。スターツのときにドライバーのヘッドが割れたので、去年まで使っていたエースドライバーを使っていますが、それも功を奏しているのかもしれません」とほっとした様子だ。
前半の6番ホールから3連続でバーディーを決めたのが、いい薬になったようだ。「昨日からバーディーが獲れず、ずっと辛抱してました。あきらめることなく、後半の難しいコースも最後まで付き合えました」寺西の気持ちは、3連続バーディー薬のおかげで、きれることはなかった。
第3ラウンドは、今年の日本プロ覇者・谷口との対決が待っている。「頑張りますよ!普通に、頑張ります。普通が一番」と、明日の対決をにやりと楽しみにしていた様子だった。