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シニアツアー

〔シニアOP・1R〕注目ルーキー・伊澤「まあまあ」谷口「まずまず」の第1ラウンド

2018年07月12日

レギュラーツアー通算16勝をあげ、今年の3月にシニア入りを果たしている伊澤利光。シニアツアー2戦目、初日の戦いを「アンダーで回ればいいかなという感じだったので、まあまあじゃないですか。うん、あともう2つくらいはいけたかな。イーブンなら、納得しています」と、落ち着いて振り返った。

グリーンでは、ピンまでの距離が近くても、乗るところによってかなり切れるところがある。伊澤は「近いからといって、決してバーディーチャンスとはいえない。4メートルにつけても、4メートル切れて、そうそう入らないです」と、はっきり言った。

このコースは、マッチプレーのときに2、3回プレーしているという。そのときに比べると「コースが広く感じる。思ったより狭くない」というのが今の伊澤のコンディション。「ショットの調子がいいから、そう感じるのかもしれません(笑)」と話した。目標は「あと3日。ちょっとずつ、伸ばしていきたい」。日本タイトルに向けて、伊澤は1つずつ駒を進める。

こちらはレギュラーツアー20勝をマークし、ついにシニアデビューを果たした谷口徹。第1ラウンドは、3バーディー・2ボギー・1ダブルボギーで1オーバー10位につけた。

「いい感じでした。途中スコアをみて、みんな伸ばしていなかったし、まずまず」と胸を撫で下ろした。鈴木亨(52)と川岸良兼(51)同組の先輩プロとのラウンドで、谷口は初陣を飾った。感想を聞かれると「シニアはよくみんな『楽しいよ』とかいう声を聞いていたんですけど、真剣勝負で楽しい雰囲気はなかった。僕は、レギュラーよりもいい緊張感を味わった。といっても、レギュラーでは先輩と回ることはないけど(笑)。しっかりと競技でした」と、谷口は感心した様子だった。

今日の内容については「難しい。フォローの風なのか、アゲンストなのかわからずバンカーに入れたり。ティーショットの狙いどころも難しいし、ラフに入れると出ないし。今日は3番ユーティリティの練習するのを忘れて、やっぱりはまった」と言うが、同組の川岸に言わせると「大事なところは失敗しないし、やっぱり谷口は上手い。集中したときはたいしたもんです」と現役谷口をきちんと評価した。第2ラウンドでは、どんな展開が待っているだろうか。